寡黙な発想屋。ナガマツです。
山笑う季節になりました。右を向いても左を見てもすっかり春。地を見おろせば辺り一面に菜の花。空を仰げば尊し桜。
日本人が待ちに待った季節になりました。

桜は今から満開を迎えます。桜ほど日本人に愛される花はないでしょう。

実は我が家にも桜の木があり、これは、今年8歳になる娘が生まれた歳に植えた桜で、毎年、花が咲き、花の後には沢山のサクランボが実り、実を採って皆で食べることが我が家の春の楽しみでした。

ところが、昨年、この木の根の方から太い空に向かう枝が生えてきて、これはいかん、この太い幹のような枝に栄養を取られて花や実が少なくなるのでは・・・さぁ、早速剪定、とっとと剪定、それは剪定ぃ~♪と、森昌子を歌いながらノコギリでギコギコしたところ、淡い初恋消えたように今年、花も葉っぱもなぁ~んも生えてこない。

桜切るバカ、梅切らぬバカ。という、ありがたいことわざが有ります通りに、私、馬鹿になってしまいました。

桜と言う木は実にデリケートであり、剪定するのにはとても気を使わねばならず、ヘタに切るとそこからばい菌が入り、木を枯らすこともあるんだそうです。

サクランボを楽しみにしていた花より団子娘は泣きべそをかきながら、

「父ちゃん!何とかしてよ!花咲かせてよ!お願い!

しかし、花咲か爺さんじゃない、むしろ、花枯らし爺さんである私はどうか、何年か先に花が咲くよう神様にお願い!するしかない・・・

どうか、皆さまにおきましても桜の木には気をつけて、桜切るバカにはくれぐれもならぬよう、桜を大切に

すっかり、花見の季節。うちの妻と娘も近所の公園で仲の良い友達と集まって花見をするのだそうで、早速、田ぐり庵にオードブルやお弁当を注文してくれました。有り難いオーダーを頂き、春の喜びを届けるため、桜切るバカ、改め、働く父ちゃんは誠心誠意頑張って参ります。