寡黙な発想屋。ナガマツです。

コロナ感染対策による学校休校が始まって今日で十日経ちます。選抜高校野球の中止が昨日決まり、多くの催しが軒並みに中止。オリンピックの開催すら危ぶまれ世界は落胆の色に染まりつつあります。株価は急落。世界経済に懸念を与え先の見えない不安に包まれ誰もが五里霧中の中。

ただ、季節はコロナとは関係なく冬から春へ確実に進み、梅の花が咲き、桜も蕾をつけました。道端には娘の好きなホトケノザが顔を出し始めました。

新聞やテレビでは休校を強いられた子供たちの悲痛な叫びを特集していますが、劣等生だった自分の子供の頃を思い出すと『俺なら大喜びしてたんじゃ・・・?』

などと、実に不謹慎極まりない事を考え、妻にそのことを話すと、目くそ鼻くそを笑うような子どもだった妻と、いかに学校をサボるか知恵を絞って行動したかを自慢し合い、馬と鹿のあうんに感心したりしています。

こんな、夫婦から産まれた娘はどうかと言うと、ちゃんと学校に行きたいと言うのだそうです。

全く誰に似たのかと馬と鹿は頭を捻っております。

それでも娘の毎日はそれなりに充実しているようで楽しそうです。

人ごみや閉鎖された環境は危険ですが、海と山に囲まれたのほほんとした田舎の太陽の下ならばきっと健康でいられるだろう・・・のほほんと出来るだろう・・・そんな浅はかな考えの私です。

今こそ、学校ではなかなか4学習することのできない春の生命の息吹を体で感じる機会、難しい漢字や方程式より、草や花や鳥の名前知ってる方が大人になってずっと役に立ったりします。(私だけかもしれませんが・・・)

娘にとって2020年の春が後から考えて長くて楽しい春休みだったなぁ・・・そう思えたならどんなにいいいか・・・

不謹慎ながら、そんな夢想しています。